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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第59章 主演女優・嵌められた新性活




最後に泊まったあの夜の翌朝に
持って帰ったトレーナーも
健一にまだ返せていなかった。


公演が近かったせいもあったのだろう。
稽古場での演出にはいっそう熱がこもっていた。
映像の撮影も中断しているのだろう。
翌日の朝に追加で撮ってからは呼ばれていない。


もちろん健一の家にも行ってないし、
自分から健一には何も聞けなかった。
次に進むためのきっかけを何か作らなきゃ、
そう思った結果が、ラブレターになったのだ。


ただ、ミドリには一つだけ気がかりなことがあった。
あの夜、私、自分で自分を慰めちゃったのよね。
カラダが熱くて疼いて淫らで、
もう我慢できなかった。


その時、私、何かうわごと口走っちゃってたのかな?
部屋のドアを閉めてたし、
気をつけてたから大きな声はあげなかったと思うけど。
部屋の外までは届いてないよね?


健一からは何も聞かれなくて良かったけれど、
実は、翌朝、起きたら、股間がやけに湿っぽくて
トレーナーの股間のところが
ぐっしょりとしていたのだ。


脱いだ記憶があったショーツも
自分でまた穿き直していたようだ。
それが一番びっちょりと濡れていた。
そればかりではない。
シーツにまで染み込んでいたのだ。


お漏らししてしまったかに見える状態。
でも、それとは違う匂いがした。
これって、あれよね。
私から分泌した愛液。


いくらオナニーに耽ったとしても、
そんな愛液が溢れ出してしまう
経験はこれまでになかった。
でも昨夜は、すごく激しくしてしまった
記憶があるから、いつもとは違うことが
起きてしまったのかもしれない。


自分で汚したトレーナーは持って帰って
洗って返すしかないし、
ショーツもさすがに穿いたままではいられなかった。
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