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第59章 主演女優・嵌められた新性活

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「いやあ、まいったなぁ、
ミドリちゃんにふられちゃって、
落ちこんでたんだけど、
ようやく彼女、できたところなんだよね〜。


でも、やっぱりミドリちゃんの方が
断然いい女だよなぁ。
舞台のミドリちゃんもいいけどさ、
セクシーなミドリちゃんもゾクゾクするよなぁ。


彼女よりミドリちゃんにした方が
いいかなぁ？
どう思う？」


ミドリにはいったい何が起きてるのか
まだわからなかった。
ヒロフミ相手にどう対応していいのかも
考えてしまっていた。


「あ、その驚いた顔は、
オレがどうしてここにいるか
ってこと？」
「えっ、あ、はい」
「ケンから聞いてなかった？
おかしいなぁ、留守電いれといたんだけどな」


部屋の隅では、留守電がチカチカしていた。


「あ、聞いてなかったんだ、ケン。
それはミドリちゃんに悪いことしちゃったな。
公演の後、OBと飲んでてさ〜
終電逃しちゃって、
あ、ケンのとこ行こ〜って。


オレ、合鍵持ってるからさ。
たまに使わせてもらってんだよね。
っていうか、自分家みたいなもん」
「そ、そうだったんですか」


「っていうかさ、
オレからしてみたら、
ミドリちゃんがここにいる方が
驚きだよ。
しかもそんな格好してさ。
なんでシャワー浴びてんの？
お泊まりしちゃったってことだよね？」


ヒロフミがニヤニヤしながら
下品な言い方で聞いてくる。


「そ、それは、、、」
「もしかして、初日が終わって、
主演女優と演出家で盛り上がっちゃったってこと？」