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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第61章 仕掛けられた罠・淫魔の触手
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けれども、今のミドリにとって
それこそが新たな自分の人生、
自分の手で手に入れた恋愛だと
信じて疑わなかった。


公演の間、勉強も手につかなかったので
取り返そうと平日は、勉強を優先したけれど
土日になると健一にべったりだった。


映画をみにったり、
美味しいものを食べに行ったり、
一緒に新たな作品の構想を練ったり。


そして夜は、泊まっていくことも
普通だった。
ミドリにとっては理想的な
恋人との新しい生活だった。


最初こそ、バージンでないことを
突っ込まれそうになったり、
触られたくないアナルをいじられたりと、
どうなってしまうかと思ったこともあったけれど
それ以降は、
健一はミドリが嫌がることは求めてこなかった。


逆に、ミドリから積極的に淫らに迫り
セックスを求めることも普通だった。
自分からフェラチオをして
男を愛するなんて、
かつて女子高生時代には考えられないことだった。


あの時は、担任教師が求めるままにされ、
怒られないように、喜ばせることに
神経を注いでいた。
愛のないセックス、
性欲処理のための、
手と口とオマンコだった。


でももう違う、
やらされるのではない、
自分からオトコを愛することが
ミドリにとっては喜びだった。



そうして健一との
恋に深く溺れていき
いつの間にか周りが見えなくなっていた。
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