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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第65章 一縷の望み・祝福の使者




ベッドサイドに座る綾子の
手をルカが握ってくる。
おそらく綾子よりも小さな手で
マッサージをしているせいだろう、
指も細く繊細さが伝わってきた。


「綾子は、ミドリがいなくなっても平気なの?」
「憧れの人だから、
会えないのは寂しいけど、
でも、たっちゃんもいるし、
ルカもいてくれるから」
「ボクも入れてくれるんだ」
「もちろんよ」


綾子が横を見ると
制服姿のルカが見つめていた。


「ルカって、
いっつもこんなに優しいの?」
「やさしいかは自分ではわからないけど、
大切な人は、大切だよ」
「今日初めて会ったなんて思えない。
最初っから、ヘンなところ見られちゃったけど」


遊園地への送迎バスの中で、
綾子はタツヤにカラダをいじられ
さらにはフェラしているところまで
ルカに見られてしまっていた。
その時はルカは、少女姿で
中学生くらいに綾子には思えていたのだ。


まさか、同じ大学一年生で、
しかもこのホテルで働いているとは
思いもよらなかった。
ルカの素性はまったくわからないけれど
ミドリが信用している、
それだけで綾子も心を許してしまっていた。


「全然、ヘンなんかじゃないよ。
最初にエッチな綾子を見れたから、
ボクも構えずに接することができたんだから。
それはミドリの時も同じだったな」
「そうなの?ミドリ先輩って
隙がないように思えるけど」


「そうなんだけど、
ヘンな男に好かれちゃうみたいなんだよね」


ルカはそう言いながら、
出会ってからのミドリのことを
話し始めた。
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