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第69章 最終章　闇のシナリオのヒロイン誕生への道

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綾子も嫌ではなかったから
会えば必ずと言っていいほどセックスに及び、
しかも一度では終わらずに、
何度もしているうちに、
綾子は大学の女子寮の門限に間に合わずに
タツヤの部屋に泊まることになってしまう。


朝帰りをして、
寮の部屋で急いで着替えて授業に出ようとするたびに
マキちゃんに、
「またぁ？」
そう笑われてしまうのだ。
それ以上は聞いてこなかったけれど、
タツヤのところに泊まってきたのくらい、
想像できていたはずだ。


そんなタツヤとの関係が
嫌ということではないし、
綾子から求めることだってある。
綾子にオンナの悦びを教えてくれたのは
タツヤだし、
綾子も、それは嬉しかった。


でも、会うたびにセックスばかりしたい
訳ではなかった。
何もしないで、ただ
音楽を聴いたり、本を読んだり、
そんな時間も綾子は、
過ごしたかったのだ。



「お願い、、、今夜は、
いやっ、、、
また今度にしてよ」


イケメンくんの舞台をみてきた
この夜は、そんな綾子の願いもむなしく、
タツヤには届かなかったようで、
あっという間に、鼻息の荒い、
ケダモノになってしまっていた。


綾子を押し倒して
新調したばかりのワンピースの
前ボタンを開けると、
そこにはまだタツヤにも
見せたことがない、
大人のランジェリーを思わせる
シルクのブラが丸見えになった。