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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第69章 最終章 闇のシナリオのヒロイン誕生への道
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自分でもそれは、
わかっていた。
さっき、タツヤに
乱暴にされ無理やり
抱かれそうになった時、
明らかに感じていた。


カラダは抱かれたいと疼いていて、
濡れてしまっていたのも
わかっている。
ホテルに来てシャワーを
浴びた時、
触ってみたらねっとりしていた。


でもそんな自分が嫌だった。
もっとやさしくされて、
心も体も嬉しくなりながら
抱かれたかった。


ただ、性欲だけを満たすオンナ、
欲望塗れのオンナになんてなりたくなかった。
イケメンくんに出会って
純な乙女心がときめいていたから
なおさらだった。


今の綾子にとって
タツヤは、
性欲の塊、
ただやりたいだけの
オスにしか思えなかった。


「すっごく可愛いワンピース、
下がってるんだけど。
あれ、綾子に似合うね、
すごくいいな」


タツヤにもそう言って欲しかったけど、
叶わなかった。
やっぱりルカは、優しい。
アタシをわかってくれている。


「でもさ、前ボタン、
取れかかってるよ。
もしかして、タツヤさんに
毟り取られそうになっちゃったとか?
それで逃げてきた?」


まるで探偵のように、
何もかも当ててしまう。


「それにさ、
あんな、エロい、
下着つけちゃって、、、
あれ、ミドリと同じブランドだろ。
綾子もさ、ランジェリーまで
おしゃれになってきたんだな」


カオルと一緒に買いに行った
下着はたたんでソファの上に置いてある。
ホテルのパジャマを羽織ったままで
下は全裸で寝てしまっていた。
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