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第69章 最終章　闇のシナリオのヒロイン誕生への道

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恋人のタツヤの元から
逃げるようにホテルにやってきて、
しかも、違うオトコ、イケメンくんのことを
想像してしまっているのに
ルカの愛撫には、
ココロまでも蕩かされてしまう。


ルカには、
いろんなオトコに開発されて、
性の悦びを発見していくポテンシャルがある
そう言われたけれど、
オトコだけではないのだろう。
同性のルカにも開発されている。


男女間の恋愛とは違う、
人の温もりが
綾子のカラダの芯まで
届いてくる。


この間の夜以来、
２度目の体験だったけれど、
どこか懐かしく、
カラダが無意識にその愛撫を
欲していたのも感じ取れる。


「もぉ、ルカったら、、、
そんなにしたら、
ダメよぉ」
「綾子のカラダが
恋しくってさぁ。
それに綾子が悲しそうな目をしているから
ギュって抱きしめたいんだよね。
いいだろ。
綾子にもギュウウって、
されたいしさぁ。
お願いぃ」


甘えてくるルカが、可愛かった。
あの時は、
隣の部屋に先輩のミドリもタツヤも
いることがわかっていて、
遠慮がちなところもあったけれど
今日は、完全に二人きりだ。


綾子もタツヤとの間にあった
さっきまでの嫌なことを振り払いたかった。
綾子はルカのキスを
目を瞑って受け止めながら
火照るカラダを委ね、
さらに自らも抱き返した。


「綾子、可愛いなぁ、、、
まだ時間はあるんだろ、
ボクのところも触ってよ」