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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第69章 最終章 闇のシナリオのヒロイン誕生への道
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恋愛の充実度は同じくらいかも
しれないけれど、
今ではカオルの方が
演技に熱心だった。
主役に選ばれたという
自信が漲っている。



撮影用の台本には、
健一からの指示が事細かに
書き込まれている。
綾子にはそれが羨ましくて
仕方がなかった。
何しろ綾子は、スタッフの一人に過ぎない。


綾子が仲良くなった先輩のミドリと
健一が、なんで、
別れることになったのかは
分からないけれど、
健一の才能には綾子も、
魅せられていた。



ミドリの引退公演が成功したのも、
綾子の恋人のタツヤの
ライティングで輝いたおかげも
あるけれど、
そもそもは健一の脚本がいいのだ。


今度の撮影の脚本だって、
言葉がキラキラと
宝石のように煌めいていた。


「あ〜ちゃん、
セリフの練習したいから、
手伝ってよ」


そう言われて、
相手の男優のセリフを
綾子が台本を片手に
合わせてあげるようにもなった。


まるで小間使のように
便利に使われてしまっても、
撮影のため、
そう思うと、綾子も我慢できたし、
何より、
健一のセリフを口にできるのは
たかが練習とはいえ、
嬉しいことだった。


穢れを知らない乙女が
高原でイケメンくんに助けられて
恋に落ちていく、、、


そんな脚本をカオルは、
上手にこなすようになって、
撮影までには、
綾子もそのセリフを覚えてしまっていた。


まさか、途中で
カオルが役を降ろされ、
帰らされてしまい、
自分が主役を演じることになるとは
この時は思いもよらなかった。
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