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第70章 エピローグ　クランク淫　主艶女優綾子

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「、、、ぴったり、、、？」
「そうだよ。
やっぱりさ、
この作品の主演はさ、
そんな真面目で清純な女の子が
ボクはいいと思うからさ。
だから、綾子ちゃんなら、
ぴったりだよ。


この間、楽屋に来てくれた時からさ、
綾子ちゃんの方が
いいんじゃないかな〜って、
ずっと思ってたんだよねぇ」


、、、これは、
現実なんだろうか？
目の前で、
主演男優のイケメンくんが、
アタシのこと、
この作品の主演女優にぴったり、
そんな嬉しいこと言ってくれてる、、、


綾子は、急な展開に
イケメンくんとカオルとのことなんか
吹き飛んでしまうくらいに、
驚き、興奮し、
そして、喜んでいた。


でも、綾子は知らない。
知るわけがない。


実際のところ
、、、この作品、、、
そう、イケメンくんが言ってるのは
もちろん、裏で動いている
健一が主導の闇のシナリオのことだ。


ヒロフミが綾子をイケメンくんの
楽屋に連れて行ったのだって、
密かな顔合わせだったのだ。


健一から
「闇のシナリオの主演女優にしたい、
地方出身のまだ女になったばかりの
純朴なオンナが手に入りそうだ」
そう聞かされて、
イケメンくんも会いたがってのこと
というのが真相だった。


ハナから、カオルのことは
使い捨てのつもりで
巨乳さえ味わえれば
どうでもよかったのだ。