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第70章 エピローグ　クランク淫　主艶女優綾子

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イケメンくんが、
こんなヒドい言葉を使うのも
びっくりしたけれど、
それだけのことを
カオルちゃんが、
しちゃってるのよね、、、、


だって、
健一部長に、ヒロフミ先輩に
イケメンくんの三股ってことよね、、、
信じられないよ、、、



「あ〜、もう、
サイアク〜〜。
しかも、昨夜のこと、
綾子ちゃんにも聞かれちゃってるんだよな。
まったく、ヤリマン女に
引っ掛けられちゃったな」


「アタシ、、、
気にしてないですから、、、
そんなにカオルちゃんのこと
悪く言わないで。
たぶん、カオルちゃんも
撮影のことで、
必死だったと思うから」


カオル共々、
騙されているとも気付かずに
綾子はカオルを気遣うような
やさしい言葉を口にした。


「必死、、、ねぇ、、、
綾子ちゃんって、
やさしいんだな。
こんなことあっても
親友のこと、見捨てないんだ」


「見捨てないっていうか、
カオルちゃん、頑張って
セリフ覚えてたし、
少しでも撮影がうまくいくように、
してたんだと思うから」


本音は、庇いたくなんて
なかったけれど、
お互いに頑張っていたこともあって
そんな言葉が口をついて
出てきた。


「綾子ちゃん、
懐が深いね〜。
やっぱり、このシナリオの
主演にぴったりだよ。
シナリオ読んで、
綾子ちゃんに似てるって、
そう思わなかった？」


「すごく純粋なところは、
似てるっていうか、
憧れみたいなのは、ありましたけど、
でも、カオルちゃんと
練習してる時は、
いつも相手役の台詞だったから」
「え？そんなに
練習してたの？」