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真紅の花嫁
第9章 蘇芳の埋火
綾音は泣きそうになって年下の恋人を見上げた。
少年の表情は、真波の位置からは陰に隠れて見えない。
そこに何を読み取ったのか不明だが、かすかに頬を引き攣らせると、青年の勃起に相貌を被せていった。
ローズピンクの舌先で、ちろん、と鈴口を舐めたかと思うと、躊躇なく漲りを口に含んだ。
「むおおっ、
こんな可愛い娘に、フェラしてもらえるなんて」
三輪が感極まって唸る。
綾音は上目遣いを男に向けて、細首を前後させる。
清楚な美貌が縦に歪み、愛らしい唇がめくれ返る。
じゅぶじゅぶという身も蓋もない音。
泡立った唾液が口端にあふれ、ほっそりとした顎先から、ふるふると優雅に揺れる乳房へと、糸を引いて垂れ落ちる。
覗いている真波の呼吸も乱れてくる。