パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 蘇芳の埋火

「お尻じゃないだろ？
　　　お尻のどこ？」

なおも問い詰める少年に、令嬢は消え入りそうな声を出す。


「……おしりの……あ、あな……
　　　いやあぁっ、舌入れないでぇええっ！」

途中から驚愕の悲鳴となった。


逃げようとするヒップを、三輪はがっしりと固定する。
短髪の後頭部が小刻みに上下左右に動く様子も禍々しい。

「だめ、あ、だめ……
　　　　ひぃいっ、舌が……ああん、なかに……

　　　　　　やだ、きたない……
　　そこ、きたないのに……ひあぁあっ」


両脚をばたつかせ、千切れんばかりに首を振る。
育ちのよい娘とも思えない暴れぶりだ。



（う、後ろの穴を……！）

綾音がどこを舐められてるのかを悟って、真波はゾッとした。

声を上げそうになり、急いで口に手をやった。
嫌悪で鳥肌が立ちそうだ。無意識のうちに、自分のそこをキュッとすぼめた。