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真紅の花嫁
第12章 桃色の悪夢
(当たり前よね。人前でそんな真似、できっこない
……あん)
胸愛撫はそのままに、別の手がタックパンツの腿に触れる。
さわっと撫でられただけで、背筋が慄いた。
どこもかしこも、驚くほど敏感になっていた。
洩れそうになる喘ぎを噛み殺し、真波は非道な命令を下す少年に怒りを覚えた。
大きく広げた手のひらが、太腿の上を這いまわり、じわじわと危険な部分に近づいてくる。
膝を合わせ、両脚に力をこめた。
嫌悪しか感じないはずなのに、女の中心が息苦しくてたまらない。
「ちょっと……それ以上したら、悲鳴を上げるわよ」
「悲鳴じゃなくて、あえぎ声じゃないの?」
剥き出しの朱い実をキュッとねじられた。痛みは甘い衝撃となって、女体を責める。
「ひぁああっ」
身体の力が抜けたタイミングで、膝裏を抱えられ、椅子の肘掛けに乗せられた。
腰がずり落ち、お尻が座面をすべる。
「やだ、な、何するの……
あ、ひいいいいーーっ」
再度、敏感な尖りをひねり上げられた。
容赦のないひねりだった。
全身がガクガクと震え、頭の中が空白になる。
気がつくと、片足は幅広の赤テープで肘掛けにぐるぐる巻きにされていた。
「じゃあ、もう一本の足も」
「だめ、だめだったら……く、うううっ」
いざとなると、女はもろい。どんなに力んでも股が開き、易々と持ち上げられて、下肢をM字に固定された。