この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真紅の花嫁
第2章 濃藍のフィアンセ

真波も綾乃夫人の写真を見たことがあったが、知的な雰囲気の、神秘的な美しさをもった女性だった。
少女の憧れの存在となってもおかしくない。

しかし、その程度なら、お嬢さまの単なる気まぐれのような気がした。


「美術館で働いてみたい、か」

次の一口を切り分けながら、ふと口をついて出てしまう。
陽介は聞き逃さなかった。

「不満そうだね」

首を振って、あわててごまかす。

「違うの。そういう憧れが大事だなってこと。
わたしだって、そういう時期があったはずなのよ」

「今はなくなった?」


陽介の問いに、真波はフォークを持った手をとめた。


/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ