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真紅の花嫁
第6章 蜜色の警告
(まだ十七歳なのに……あ)
ふとしたはずみに、ふくらみの先端がブラカップにこすれ、甘いさざなみが立った。
悟られまいと、真波は唇をぎゅっと引き結ぶ。
あってはならない反応だった。
意思に反した玩弄で感じるのだけは、避けなければならない。
「大きいだけじゃなくて、すごく張りがあって、でも柔らかくて……
最高のおっぱいだね。
ぼく、やみつきになっちゃうよ」
亮の愛撫はますます激しくなった。
双乳を存分に捏ねまわされ、揉みしだかれる。
豊満な乳肉がたわみ、揉みくちゃにされるネイビーブラの下で、乳首の存在が意識される。
気をそらそうとしても、時おり、ビクン、と背筋が反ってしまう。
「あれえ」
亮が首を傾げて、真波の顔をのぞき込んだ。
「もしかして、真波さん、感じてる?」
「馬鹿なこと言わないでっ」
きっとにらむが、双頬が紅潮しているのが自分でもわかった。
少年の瞳が輝きを強めた。
得体のしれない感覚が、身体の中を走り抜ける。
恐怖ではなかった。
亮が不気味なのも確かだが、いま、ゾワッとしたのは、それとは別の感情だ。
それが何か、自分でもよくわからない。