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真紅の花嫁
第7章 肌色の動画
「そろそろ欲しい?」
「ふ、ふん」
綾音は淫具を咥えたまま、こくこくとうなづいた。
太棒が抜かれた。
肌色の樹脂の表面は女の唾液でぬらぬらと濡れ光り、形状のグロテクスさ、サイズの巨大さを、これでもかと強調する。
どこかのスイッチを入れたのか、ウィーン、ウィーンという機械音と共に、弓なりの棒がうねりだした。
眼を背けたくなるような淫靡な動きである。
「入れてやるよ」
棒の先端ですべすべした頬をつつく。
女は小さく首を振った。
「違うの……
亮くんの……ほんものの――が欲しいの」
綾音は耳を疑うようなセリフを口にする。
「だーめ。これでイキな」
蛇が這うようにグネグネと蠢く棒器具が、女の下半身に向かった。
それに合わせて、カメラの映像も下がっていく。
「やだ……
あ、あ、ひぅうううっ」
(もう、たくさん)
女の恥部が映り込む前に、真波は再生画面を消した。