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団地妻、桃香の青春とは……
第4章 蒼汰くん

桃香は蒼汰に抱かれながら、心の内でひそかに危惧していたのだ。

今の蒼汰は童貞の初体験だから、私の不感症に気付くことはないだろう。
だけどこのままセックスを続けていれば、嘘のよがりの演技など、すぐに見破られてしまうに違いない。

なんとか不感症を治癒できるまで、友美を緩衝材にして、間に噛ませて利用したい。
友美ならば、決して裏切られることはないし、今後の作戦も一緒に考えてくれるだろう。

安易に早計かもしれないけれど、思いがけない友美の登場に、あざとく狡猾に即断したのだ。
私の青春の芽吹きを、不感症なんかでふいにしたくないから。


桃香は蒼汰に微笑みかける。

「蒼汰くん、紹介するわ。彼女はお隣に住む友美さん。25歳だよ。私がおばさまなら、友ちゃんはお姉さまだね、ふふふ」

蒼汰は上目遣いに友美の表情をうかがう。

友美は蒼汰の目を見つめ、ベッドに座る蒼汰に近付くと、いきなり股を開いて蒼汰の両膝にまたがった。

キャミソールに透けて乳首が見える。
生肌の太ももが密着して温かい。
裾からパンティがはみ出している。

色気を剥き出しにした妖精が、目を尖らせて突っかかってくる。

「あんたさっきから、わたしを見つめて勃起してるよね。わたしの下着姿に興奮したの? それとも、わたしとヤリたいの?」

「あ、あの……」

たじろぐ蒼汰に、友美は挑みかかる。

「いいのよ、わたしはあんたと、ヤリたくなったわ」

桃香は立ち上がって、二人にセックスを煽り立てる。

「ふふふ、友ちゃん、本気になっちゃったのね。わたし、見てるから、ベッドに乗ってよ。さあ、蒼汰くんも、友ちゃんと、ヤルのよ、ふふ」

友美は何も言わずに、鋭利な眼差しで蒼汰を見つめる。


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