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団地妻、桃香の青春とは……
第5章 マッサージ店

二人はその場で、2種類の棒を貸与された。
一つは先ほどの粘土棒だが、形状記憶素材で作られた特殊な粘質棒ということで、5分を経過した今、膣内で刻まれた文様はすっかり消えていた。
もう一つの棒は“夢念棒”と呼ばれ、複雑な模様が彫り込まれている。
「本日から1週間、毎日こちらまで通院して下さい。午後1時から5時まで、4時間の特訓を行います。その後は、1週間に1度の通院で結構ですが、毎日欠かさずご自宅で訓練を続けて頂きます。本気で鍛錬すれば、くじけずに継続できれば、4か月で“マラ殺し”の技を体得できるでしょう。さらに1か月の訓練で、“紅サソリ”を修得できるでしょう」
「今日から……ですか?」
友美の質問に、鉄槌を下すように先生は問い返す。
「明日からとか、来週からとか、踏ん切りがつかないのなら、おやめなさい。必ずくじけてしまいます。特訓の時間を半分にするコースもありますが、技を体得するのに2倍の期間がかかります。どうしますか?」
「短期決戦でお願いします」
桃香が毅然と言い切った。
「はい。それでは助手を呼びますので、お二人ともベッドで横になってください」
呼ばれて入室して来たのは、先ほど案内してくれた女性だった。
セラピストのユニフォームではなく、下着姿で現れた。

