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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

男は桃香の背中に手を回し、ブラジャーのフックをはずしてずり上げる。
ブラジャーの黒が卑猥に見えて、乳房の白さを引き立てる。
男はオッパイを揉み、乳首をくわえながら下腹部に手を這わす。
パンティの中に指を差し込んで、陰毛をかき分け膣口をまさぐる。
セールスの男にとって、マニュアル通りの工程だ。
男は指を膣内に挿入して、クリトリスにツンと爪を立てた。
「…………」
おや……?
反応が鈍過ぎると男は思った。
いや、鈍いというより反応がない。
男はいぶかったが、まあいいだろうと、気にしなかった。
女が平静を装っているのかもしれないのだから。
男は気を取り直して、次の工程に進む。
お臍を舐めながら、黒いパンティに手をかける。
はち切れそうな白肌の太ももは、豚舎に横たわる豚みたいな脂肪質ではなく、ボルネオの大蛇のように弾けて妖艶だ。
この女を欲しいと、男の煩悩が騒ぎ立てる。
欲情の波がひたひたと押し寄せる。
この女をほふってやれよと、勃起したチンポが己にけしかける。
マニュアルなんかどうでもいいから、本気になってお前のものにしろよとけしかける。
いやいや、冷静さを失ってはいけないと、はやる気持ちを制御する。
せめて女を喜ばせて、愉悦を楽しめればそれで良いのだと自制して、男は脱がしたパンティを、天井へ向けて放り投げた。

