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団地妻、桃香の青春とは……
第8章 修得の判定

桃香は両脚を高く持ち上げ、大先生の腰に巻きつけると太ももで締め付けた。

「紅サソリーーー!!」

大蛇が獲物を絞め殺すように、桃香の太ももが白蛇となって秘技の威力を増幅させる。
桃香は膣筋肉を巧みに操り、マラ殺しと紅サソリの秘技を合体させた。

「マラと紅だーー!! くたばれーー!!」
「おおーーーう、ううーー」

大先生の顔が歪んだ。
艶々だった頬の皮膚がクシャクシャの皺になり、眼球も窪んで老人の姿をさらけ出している。

大先生の精嚢は秘技合体の攻撃をしのぎ切れず、射精管がブルブルと揺さぶられると、たちまち官能が脳髄をつらぬいた。

すかさず桃香は速攻で秘技を連打させると、大先生は反撃のいとまもなく呻き声をあげて悶絶し、咆哮のはてに射精してしまった。

瞬時の油断であろうか、当然の帰結であろうか、大先生は見事に果ててしまったのだ。
精根尽き果て腹上死寸前の大先生は、息を切らせて笑みを浮かべ、桃香の成果を称賛した。


こうして桃香は、大先生の判定により、秘技の成就を証明できたのだ。
大先生は満足げに、秘技修了の免状を桃香に手渡すと、ガウンを羽織って部屋から出て行った。

桃香は下着を身に着けながら、蒼汰とのことを考えていた。
これでようやく、究極の快楽というプレゼントを用意できた。蒼汰との約束を果たすことができる。

間もなく蒼汰は大学入試の試験が終わり、合格の発表が行われる。きっと、合格してくれるだろう。

蒼汰は東京へ行ってしまう。東京で蒼汰の青春が始まれば、二度と会うことはないだろう。だからこそ、私の青春のフィナーレを、最高の形で飾らなければならない。

桃香の胸は乙女のように、初恋の疼きと別れのときめきを両天秤にかけていた。


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