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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

男はオマンコから指を引き抜いて、深呼吸して息を吐き出した。
もう一度、息を深く吸い込んで、気管の呼気をゆっくりと吐き出すと、膣口に唇をピタリと押し当てた。

ブボチョチョーッと、男はオマンコの中の空気を一気に吸い込んだ。

たちまち膣内は真空になり、全ての性感帯は汲々と締め付けられて悲鳴を上げているはずだ。
すかさず舌をねじ込んで、クリトリスに噛みつき捻じ伏せる。
お尻をつかんで力む男の手は、プルプルと震えている。

どんな女でも、ここまでやれば悶えて、ヨガって、仰け反るはずだ。

えっ……?

それなのに、この女は……手も足も身体も、微動だにしない。
クリトリスも性感帯も、死んでいるのか、麻痺しているのか?

もはや、強度の不感症に間違いないだろう。

男のヤル気に火が付いた。
不感症の原因が何だか知らないが、もはや、専売特許のコンドームの力を借りるしかない。
獅子のコンドームを使った荒業で、女の性感帯を覚醒させるしか方法はない。

商品を売れるかどうかの問題ではない。
男として、女を征服できるかどうかの問題だ。

コンドームの力を借りるのは悔しいけれど、おずおずと引き下がるわけにはいかない。
男のメンツと、コンドームの性能をかけて、不感症に火をつけてやる。

男は膣口から唇を離し、ゆっくりと半身を起こした。
女はきょとんとした眼差しで、男を見上げている。


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