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団地妻、桃香の青春とは……
第9章 合格祝い

立ちセックスの姿勢で、桃香は蒼汰に問いかけた。

「ああーん、ね、ねえ蒼汰くん、こ、こんな格好で、セックスなんて、どうして知ったの? 誰に教わったの?」

腰の動きをゆるりと止めて、蒼汰が答える。
「埼玉の叔父さんちだよ」

「そっか、やっぱり蒼汰くん、高校生の従妹とヤッたのか……。それにしても、可愛い顔してたけど、なかなかやるわね。いろんな体位を経験してるのかな?」

蒼汰の返答は明快で、悪びれる素振りもない。
「違うよ。従妹も一緒に海外旅行だって言ったじゃないか」

「じゃあ、誰よ? ま、まさか、叔母さまとヤッたんじゃ……?」

「まさか、ありえないよ。留守番してる時にね、ゲームしてたんだけど、テレビのそばに映画のDVDがたくさんあって、その中にね、アダルトビデオの動画があったんだよ……」

疑問が解けてすっきりすると、からかうように桃香は問いかける。
「ああ、そういうことかあ。そのビデオを見てさあ……興奮したの? 面白かった?」

「いろいろ勉強になったよ。女の子が野原でさあ、大木を背にして、こんな風に犯されてたんだよ、ほら、立ったままで、スカートめくって、こんな風に……、うくくく」

ビデオの画面を思い浮かべたのか、昂奮した蒼汰の責めに桃香が喘ぐ。
「ああーーん、そ、蒼汰、こ、こんな風にかあ……あああ、もっと、もっと挿れて……」

「挿れたいけど、よろけちゃって、奥まで入らないよー、うう、くく」

蒼汰が腰を持ち上げ、突き上げた時、背中の壁面がグラグラと揺れた。

天井を見ると、吊り下げられたライトがブラブラ揺れて、食器棚のガラスコップが落ちて割れる音に戦慄を覚えた。

「地震だ!」

桃香は叫んで、蒼汰の肩を抱き寄せしがみ付いた。


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