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団地妻、桃香の青春とは……
第10章 真司の帰国
蒼汰に別れを告げた1週間後に、夫の真司は海外派遣の任務を終えて帰宅した。
無事に帰って来たことを祝って、その夜は焼き肉とワインで乾杯をした。
現地でどんな任務を遂行したのかとか、どれだけ危険な情勢だったかなんて、桃香は気を使ってくどくど聞かない。
そのかわりに、夜の奉仕でしっかり報いてあげるのだ。
なにしろ、自衛隊員の海外派遣で、現地妻などできる暇もないだろうし、女郎を相手に遊べる立場ではないと考えれば、1年近くの精液が溜っているはずだ。
だから、私がすっきりさせてあげなくっちゃ……、
修練で極めた秘技を駆使して、気絶するほど精液を吐き出させてあげるから。
ワインのボトルを飲み干して、ほろ酔い加減でベッドに入るとすぐに、真司は掛布団を蹴飛ばして、桃香の下着をむしり取って挑みかかった。
禁欲に溜りつめた欲情をはき捨てるように、唾液でベトベトになるまで桃香の身体中を舐めつくすと、しゃにむに股間を開いて肉棒を突っ込んできた。
久々の熱き膣ひだに締めつけられて、いきり立った肉棒は狂ったように桃香を責め立てる。
そのうち……真司はハッとして、腰の動きをピタリと止めた。
どんなにピストンを繰り返しても、木偶人形みたいにピクリとも反応しなかった不感症の妻が、今は感じて悶えているではないか。
演技でも誤魔化しでもない、間違いなくチンポの動きに性感帯が反応している。
気のせいかどうか……、確かめてみようと真司は考えた。
勃起した肉棒に神経を集中させて、再び腰を前後に、そして左右に揺るがしながら、ピストンの動きを変化させてみた。
やはり感じている。ピクピクと……確実に反応している。
いったい桃香に何があったのか?
性感帯が復活したというのか?
ならば、もっと感じさせてやろう。