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団地妻、桃香の青春とは……
第10章 真司の帰国

四十八手を極めるには、毎日1手ずつをこなしても、48日間を要する計算になる。

1回のセックスに時間をかけ過ぎては負荷が大きい。
毎晩継続させるためには、淡白な前戯と、早めの射精が望ましいだろう。

スマホを開いて1頁目を見ると、網代本手がイラスト入りで解説されている。


いいいよ1日目の始まりだ。
桃香は性戯の卑猥さを盛り上げるために、寝室ではなく和室に布団を敷いて、白いシーツの上に下着姿で横たわる。
白い肌が妖艶に燃えて浮き上がるように、天井からぶら下がるライトをピンク色の電球に入れ替えた。

真司が全裸になって見下ろすと、桃香は片膝を立てて艶めかしく身体をよじる。
真司がしゃがみ込むと、丸太ん棒みたいに硬く弾けたチンポが、片膝立ちの太ももに擦りつけられる。

二人はキッスもしないでじっと見つめ合う。
これからヤルぞと、淫乱な闘志を込めて見つめ合う。

桃香はスリップの肩紐をずり下げて、オッパイを剥き出しにする。
真司は乳首の先から裾野までを、まんべんなくしゃぶりつくす。

パンティをつかんで脱がしにかかる。
太ももをねじってあらがおうとする桃香の仕草に欲情されて、真司は強姦する痴漢男になりきり、思いっきりパンティを引き脱がす。

膣口にそっと指をあて、クリトリスをまさぐり桃香の表情をうかがう。
唇をオマンコにあてがいキュッと吸い込む。

前戯もそこそこに網代本手の体勢に持ち込んだ真司は、勃起したチンポに仙女のコンドームを装着する。

亀頭の先をオマンコの割れ目にピタリと合わせ、目と目を合わせて頷き合うと、真司は一気に突入した。

「あぐーーーーん、あああーーーー」

仙女の攻撃を受けて、桃香の性感帯が悶えて喘ぐ。
激しいピストンの攻撃に、桃香はヨガって気を失いそうになる。

「も、桃香――、ど、どうだーー、ううう」

「ああーーん、も、もうダメ……、うう、マ、マラ殺しーー!!」

桃香は早々に秘技を仕掛けて、真司は瞬時に射精を終える。

早漏みたいな早過ぎる射精に不満は残るが、淡白なセックスで未練を残して、また明日の夜に気持ちをつなぐのだ。

それでも毎日の射精だから、真司が飽きずに性欲を持続させるためには、気の利いた工夫を考えなければならなかった。


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