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団地妻、桃香の青春とは……
第10章 真司の帰国

男は視覚や聴覚で脳を刺激されて、淫らな妄想を膨らませてヤリたくなるものだと、お嫁に行く日に父が教えてくれた。
セックスレスになって不満が生じたら、夫をヤル気にさせるための工夫をするのは妻の役割だと諭された。
だから桃香は考えた。
男は何を見れば、興奮して妄想してセックスをしたくなるのか?
何を聞けば、淫らな気持ちになれるのか?
思い付く答えは単純明快だった。
なにげなく見つめる視線の先に、刺激的な興奮を誘うモノがあればいいのだ。
なにげなく会話をしている中に、卑猥な言葉が生々しく飛び交えば、痴漢行為を妄想して女を犯したくなるだろう。
桃香はさっそく実行することにした。
男性向けの雑誌を数冊買い込んで、食卓のランチョンマットにヌード写真を切り抜いて何枚も貼り付けた。日替わりでヌード写真を貼り替えた。
トイレのドア裏に四十八手のイラストを貼りつけて、風呂場の鏡面に裸のリカちゃん人形をぶら下げた。
食事中には色っぽい下着姿で、淫らな作り話を聞かせてやった。
「昼間にシャワーを浴びながらオナニーしてたら、いきなり知らない男が裸で入って来て、イケメンだったからヤッちゃった」
オレよりイケメンだったのかと真司は憤り、寝室に連れていかれて押し倒された。
「電車に乗ったら向かいの座席のおじさんが、太ももをジロジロ見つめるから、スカートめくってパンティまで見せちゃった」
真司はビールを一気にあおり、寝室に連れていかれて押し倒された。
かくして48日目、性技四十八手を極める最後の夜、真司は獅子のコンドームを装着した。
「桃香、覚悟しろ!」
「あなたこそ!」
戦闘開始と同時に、夢念棒の刻みが膣肉を食いちぎり、膣筋の秘技がコンドームの上から肉棒に炸裂する。
心臓は張り裂け、チンポはよじれて、オマンコの中は血みどろの戦場と化す。
ピンクライトの和室は火の海となり、布団もシーツも千切れてクシャクシャになる。
桃香の悲鳴と真司の絶叫が交錯して、白濁の精液がコンドームを吹き飛ばして天井に舞い上がる。
全ての性技をやり終えて、その翌日のことだった。

