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団地妻、桃香の青春とは……
第10章 真司の帰国

桃香が昼食を終えて紅茶を飲んでいると、玄関のチャイムが鳴って友美が勢いよく飛び込んできた。

「桃香さん、ついに、やったよ!」
「えっ、何を?」

「秘技を修得したんだよ! 大先生のチンポを締め上げて、射精させてやったよ」
「わあ、おめでとう! 頑張ったわね、友ちゃん」

秘技修得までの試練の厳しさを知る桃香だからこそ、友美は興奮気味に息を弾ませて報告する。

「わたしが紅サソリで締めつけたらさあ、大先生は悶絶しちゃって、あやうく腹上死するとこだったよ。なんだか試験というよりもさあ、あのじいちゃん、わたしとのセックスを楽しんでたよ。わたしを最後に、引退するらしいよ、ははは」

桃香は自分の判定の時を思い出していた。
激しい攻防戦だったけど、確かに大先生は、私とのセックスも楽しんでいたように思える。

「そっかあ、大先生はご老体だものねえ。でも最後に、若くて可愛いくて、孫みたいな友ちゃんを抱けて、射精までできて幸せだったのかもね」

「そうだよ。若い女のエキスを吸いつくしてさあ、思い残す事なんかないよ。わたしの膣筋がさあ、ノコギリの歯みたいだったって、苦笑いしてたよ。ざまあ見ろってんだ」

「だけど、大先生が引退するって、後任はどうするのかしらねえ?」

「もう決まってるよ。コンドームのセールスに来た男性だよ。大先生と同じ伊賀の生まれで、忍法の修業を積んでさあ、先生とは従兄妹の関係らしいよ」

そう言われれば、桃香も思い当たるふしがある。
獅子のコンドームを着けて挿入されて、布団の上から畳へと転げ回されて悶絶させられた時の機敏な動きは、鍛錬された忍者の技だったのかもしれない。

「桃香さんがさあ、セールスマンに田辺夫人を紹介したでしょ、あのあと大変だったらしいよ……」

「えっ、何かあったの?」

「田辺夫人に寝技に持ち込まれて、無理矢理ヤラされてさあ、恥骨をへし折られてリハビリしてたんだってさ」

「さすが、田辺夫人……、無敵だわ」

「ようやくリハビリ終わって、全快したらしい。笑っちゃうよね、はははは」


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