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団地妻、桃香の青春とは……
第10章 真司の帰国

狼狽える素振りの真司に、桃香が念押しをする。

「じゃあ、了解ということで、いいのね?」
「う、うん、いいよ」

友美の実験台となって、公認でセックスできると知って、喜色満面の表情で応じる真司の態度が憎らしかった。

「真司、ずいぶん嬉しそうじゃないの? そんなに友ちゃんとヤリたいの?」

「そんなことないよ……。だってお前が交換条件として約束したんだったら、仕方ないじゃないか」

「仕方ないって顔じゃないわよ」

ピクつく目尻をごまかすように、真司は反撃で煙に巻く。

「お前だって健介に抱かれて……、友ちゃんは見てたのか? お前と健介がヤッてるところを?」

「だって実験台だもの……。ほんの一瞬で終わったわよ」
「ふーん、ほんとに一瞬で終わったのかなー?」

「なによ、その笑いは? イヤらしいなあ。真司こそ、本気で友ちゃんとセックスを楽しむ気じゃないの?」
「ふん……」

「まあいいわ、友ちゃんが相手なら許せるかな」
「なんだ、ヤキモチ妬いてるのか?」

「私、見てるからね! 挿れたらすぐに秘技で射精して、さっさと終わらせなさいよ。もたもたしてたら、私がイカしてあげるから、覚悟してなさいよ」
「ふふん」

真司はいきなり桃香のスカートをめくり、太ももから股間に手を突っ込んだ。

「あっ、なによ、そんなところに手を入れて、ヤリたくなったの?」
「紅サソリで射精させてくれよ」

「友ちゃんに出してもらいなさいよ。あっ、あああーーん、ビールがこぼれちゃうよ」
「獅子のコンドームでイカしてやるから待ってろよ」

「うふふ」

「どうだ、こうしてやる!」
「ああん、ああーーーん」


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