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第10章 真司の帰国

桃香は健介の目を見つめて問いかけた。

「ねえ、健介くん、友ちゃんはまだ、健介くんには秘技を試してないの？」
「試したよ。マラ殺しと、紅サソリの技を」

「なんだ、それじゃあもう、真司は実験台じゃないじゃないか。まあいっか。ねえ、健介くん、怒ってるの？」
「えっ、何を？」

「友ちゃんが、真司に抱かれてセックスをすること。だってさあ、二人とも卑猥な目つきで、ヤル気満々だったわよね」
「うん。でも、あの時に、約束した事だからね。すぐに終わると思うし……」

「すぐに終わるかなー、ふふ」
「えっ、どういうこと？」

「真司はね、友ちゃんに必殺の媚薬を飲まされてるから、2度も3度も射精しないと終わらないわよ」
「えー、マジ？」

「うふ、ねえ、健介くんも、感じない？」
「えっ、僕も……？」

「ちょっとだけどね、振りかけたんだけど、まだ感じないかなーー？」
「か、感じてるよ。さっきから、桃香さんの太もも見てたらムラムラしちゃって、パンティも見えちゃってるし……も、桃香さん」

その時、寝室から真司の絶叫が響き渡った。
「ぐわーーーーーーー！」

ゴクンと唾を飲み込みながら、そっと健介がつぶやく。
「お、終わったのかな……」

「待って！」
桃香が健介の動きを制して耳を澄ます。

「ああん、ああーーん」

聞こえてきたのは、悶えるような友美の喘ぎ声だった。

「あああーん、今度は、長くしてね、真司さん、ああん」
「ああ。可愛いよ、友ちゃん、あうう、うう」