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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

これ以上肉棒を動かし続ければ、射精してしまいそうだ。
次のセールスを続けるためには、いさぎよく未練を絶ち切り、勃起したペニスを引き抜くしかない。

「うっ、こ、これまでだ」

男は叫んで、膣口からペニスを一気に引き抜いた。

「あっ、ああーーーー、あうーーん」

桃香は断末魔の喘ぎ声を発して、仰向けのまま失神状態で動けない。

すでに正気を取り戻した友美が、激しい攻防戦のすえにダウンした桃香を、ただ茫然として眺めている。
下着を着けるのも忘れて、しゃがみ込んだまま呆然と見つめている。



そもそも、桃香の不感症の原因は、バイブと電気マッサージ器の極端な使い過ぎだった。
夫の真司が自衛隊員の任務として、2年前に最初の海外派遣を命じられた時のことだった。

夫が不在の寂しさを紛らわすためにオナニーにふけり、オーガズムを求めてついついバイブに手を出した。
そのうちバイブでは物足りなくなって、大型の電マまで購入してしまったのだ。

覚せい剤に溺れた中毒患者のように、欲望の習癖から決別できず、逃げ出すこともできずに深みにはまった。

そのうち性感帯もクリトリスも疲弊したあげくに機能を失い、どんな刺激も受け付けなくなってしまったのだ。
今ではバイブを使っても、満足な快感さえ得られない。


ところがこの男は、勃起に獅子のコンドームを被せただけで、完璧に眠っていた性感帯を、奇跡的に目覚めさせてくれたのだ。
このコンドームを電マに被せれば、どんなことになるのだろうか……。


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