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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

上の部屋では、どのような痴態が繰り広げられているのか。
田辺夫人はあれやこれやと思い浮かべながら、乳房に手をやって耳を澄ましている……と、
オヤッと思って、手を止めた。
あらためて耳をそばだてると、喘ぎ声は1人じゃない。
そう考えたら、天井の揺れ具合だって尋常じゃない。
もしかして、数人で乱交パーティでもやらかしているのか。
田辺夫人の妄想は膨らみ、たちまち淫らな虚像となって、勝手に乱れて暴れ狂う。
桃香と友美は仲が良いから、男を連れ込んで3人か4人でじゃれ合っているのか。
いやいや、じゃれ合うどころの騒ぎじゃない。明らかに乱交だ。
私も仲間に入れて欲しいと願っても、
いくら肉体が求めたって、
叶う筈もないことは心得ている。
だから妄想の中でこそ、たじろぐことなく衣服を脱いで、乱交パーティに溶け込みたい。
天井を見上げて目をつぶり、オッパイを揉んで乳首をいじくる。この手は自分の手ではない。私を犯す痴漢の手なのだ。
もう一方の手が、パンティの上から茂みをまさぐる。
そして、オマンコへ……。
吐息が喘ぎに変わり、喘ぎがまた溜め息に変わる。
突然天井から、甲高い断末魔の悶えが絶叫となって、田辺夫人の鼓膜を震わせた。

