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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

桃香が電話を終えてスマホを置くと、セールスマンの男性はあらたまって、背広の内ポケットから手帳を取り出した。
「紹介までして頂いたお礼に、取って置きの情報を差し上げたいと思います。極秘の情報ですから、内密にお願いします」
極秘で内密という言い回しに、危険でヤバそうな臭いを感じるが、怖いもの見たさに桃香と友美は顔を見合わして耳を傾ける。
「今回購入して頂きましたコンドームは、女性を喜ばせる商品ですが、これからお話しする情報は、男性を歓喜させるための技法なのです」
「技法って……? 商品じゃないの?」
うさん臭げに、友美が問いかける。
「はい。訓練が必要になります」
「どういうこと?」
友美の素っ気ない質問に、男性はもったいぶって咳払いをする。
「女性の膣内の筋肉を改造するのです」
「えっ、オマンコに筋肉なんてあるの?」
「先ほど体験して頂きましたコンドームには、複雑な文様が刻まれておりましたが、同様の文様を膣内の粘膜と筋肉に刻み込むのです。オマンコに挿入された肉棒は、密着した膣壁の刻みに擦られて、お2人が体感された快感を、今度は男性が感じて果てるのです」
「そんなことって、できるの?」
「厳しい訓練に耐えなければなりません」
「もしかして、あのう……」
言い出しにくそうな桃香の懸念を察して、セールスマンは機先を制した。
「不感症も完治できます。完璧に治癒できると断言致します。性感帯の感度も高まります。男性も女性も、決して体験したことのない快感を得られます」
桃香はがぜん興味を示した。

