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団地妻、桃香の青春とは……
第2章 桃香と友美

私は中の様子が気になって、耳をそばだてていると、どうやら先生は、押し入れから布団を出して敷いているようだ。
男の子は、先生にズボンを脱がされているのかな。
そして、布団に寝かされたようだ。それで物音はピタリと消えた。
小学生の私だって好奇心がある。ガラス戸をちょっとだけ開けて中を覗いた。
仰向けに寝ている男の子の上に、先生がまたがっている。先生はブラウスを脱いで、上半身はブラジャーとキャミソールだけ。
男の子の下半身は、先生のスカートに隠されて見えないけど、先生のお尻がゆっくりと上下に動いている。
何が行われているのか分からなかったけど、先生の腰の動きが次第に激しくなると、男の子の口から嗚咽が漏れ始めて、顔をゆがめて何だかとても苦しそうだ。
先生が前に倒れ込んで胸が合わさると、男の子は先生を強く抱きしめて、腰を激しく突き上げ始めた。
男の子が呻き声をあげて、動きがピタリと止まったら、二人ともじっと動かない。
私は気づかれないように、そっとガラス戸を閉めた。
なにやらモヤモヤとして、罪悪感と嫉妬とが入り混じる、
ガラス戸の向こうで笑い声が聞こえる。
私をないがしろにして、何をしているのかと苛立つ。
着替えを終えた男の子が、ガラス戸を開けて出てくると、黙って玄関から出て行った。
すぐに、先生から声が掛かった。
「友美ちゃん、お待たせ。こっちへいらっしゃい」
「はーい」

