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団地妻、桃香の青春とは……
第2章 桃香と友美

秘湯の温泉から帰った桃香は、さっそく通販のサイトを開いた。
友美の話を聞いて、オナニー用のバイブが気になっていたのだ。
雛子先生が使ったという、ペニスに似せたレズ用の棒先が気になって、ずっと頭から離れなかった。
夫の真司は自衛隊員として、半年も海外に派遣された。現地の状況次第では、さらに半年延長されるかもしれないとも聞いていた。
貞淑な妻としては、ひたすら無事を祈って帰りを待たねばならない。浮気をしようとは思わないし、相手もいない。
ならば、女として、燃え盛る性欲をどう処理すれば良いのか。ひたすら自分の指先で、乳首やクリトリスを弄んで欲情する炎を消せというのか。
友美の話を聞いて、道が開けた。
友美はバイブを持っていないと言ってたから、自分で調べるしかない。
サイトを開くと、女性専用のオナニーグッズが、様々な写真入りで紹介されていた。
眺めているだけで、使い心地をあれこれと想像してしまう。
それらの中に、バイブや電気マッサージ器が写真入りで販売されていた。
散々迷ったあげく、初心者におすすめというコメントに従って、細身のバイブレーターの購入ボタンを押した。
商品はすぐに届いた。だからといって、すぐに試す気にはなれなかった。
気持ちの高ぶりが必要だから、その気になるまで、寝室のベッドサイドの引き出しにしまっておくことにした。
しかし、その日は間もなくやってきた。

