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団地妻、桃香の青春とは……
第2章 桃香と友美

次の夜も、また次の夜も、結果は同じだった。
真司は不審に思って桃香に問うた。長期の海外派遣で不在をいいことに、浮気でもしていたのかと問い詰めたのだ。
桃香はバイブを見せて白状した。
毎夜の孤独に耐えきれず自慰にふけり、バイブを知って夢中になって、エスカレートして電マの魔力に取り付かれてしまった。
その結果、ミミズ千匹だと自負していた膣壁が、クジラ皮の岩窟になってしまった。
桃香の話を聞いて真司は納得したが、妥協できることではなかった。
まるで、丸太ん棒でも抱いているような、無味乾燥な性交を強いられることになってしまったのだから。
桃香は決意して、電マ断ちをすると約束した。
そうはいっても、湧き上がる性欲を処理するには、たまにバイブを使うしかなかった。
セックスは真司のために、オナニーは自分のためにと割り切って、喘ぎ声をあげて演技して見せるのだが、真に悶えることもできず、身体が不自然のままにしか動かない。
夫の不満はあらわになるばかりで、解決の目途もつかないまま時は流れる。
そうこうしているうちに、真司に2度目の海外派遣の命令が出た。
桃香は焦った。
また半年間も夫が不在になってしまったら、電マ断ちの決意が揺らいでしまう。
それまでに、バイブ断ちができないものか。性感帯の感度を回復できないだろうかと焦って途方に暮れた。
そんな時だった。とんでもない出来事が起きてしまった。

