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団地妻、桃香の青春とは……
第1章 愛のセールスマン

セールスマンの男性は桃香に案内されて、背広姿でリビングに通された。
ソファーで足組みしている友美の下着姿を見て、一瞬ドキリとしたようだが顔色も変えず、テーブルの前に正座してスーツケースを開いた。
スーツケースの中から取り出された小さな包みには、仙女の舞い姿が、カラーのイラストで描かれている。
セールスマンの男はうやうやしくもったいぶって、包みを目の前にかざすと、自信ありげな口調で売り込みを始める。
「わが社が開発したコンドームは2種類ありまして、これは仙女のコンドームでございます。極薄のゴムに特殊な加工が施されておりまして、これを男性器に装着して、女性の膣内で3擦りもすれば、たちまちにして悶絶して果てることを保証いたします。これこそが専売特許の証なのです」
友美が足を組み替えながら、うさん臭げに言い捨てる。
「まあ、大げさな。ゴムに加工したくらいで、悶絶なんかしないわよ」
その言葉を待ち受けていたかのようにセールスマンは、包みの封をちぎって中のゴムを取り出した。
「どうぞ、ご覧ください、この部分を。コンドームの根元のあたりに2本のサークルで、特殊加工された凹凸があります。これが性感帯に触れた時、快感が神経を伝って脳細胞を貫くのです。脳味噌が電流を帯びたように、痺れて失神してしまうのです」
「まさか……」
信じがたいという目で友美がつぶやき、桃香の顔を見つめる。
ソファーで足組みしている友美の下着姿を見て、一瞬ドキリとしたようだが顔色も変えず、テーブルの前に正座してスーツケースを開いた。
スーツケースの中から取り出された小さな包みには、仙女の舞い姿が、カラーのイラストで描かれている。
セールスマンの男はうやうやしくもったいぶって、包みを目の前にかざすと、自信ありげな口調で売り込みを始める。
「わが社が開発したコンドームは2種類ありまして、これは仙女のコンドームでございます。極薄のゴムに特殊な加工が施されておりまして、これを男性器に装着して、女性の膣内で3擦りもすれば、たちまちにして悶絶して果てることを保証いたします。これこそが専売特許の証なのです」
友美が足を組み替えながら、うさん臭げに言い捨てる。
「まあ、大げさな。ゴムに加工したくらいで、悶絶なんかしないわよ」
その言葉を待ち受けていたかのようにセールスマンは、包みの封をちぎって中のゴムを取り出した。
「どうぞ、ご覧ください、この部分を。コンドームの根元のあたりに2本のサークルで、特殊加工された凹凸があります。これが性感帯に触れた時、快感が神経を伝って脳細胞を貫くのです。脳味噌が電流を帯びたように、痺れて失神してしまうのです」
「まさか……」
信じがたいという目で友美がつぶやき、桃香の顔を見つめる。

