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団地妻、桃香の青春とは……
第3章 覗き見

次の日曜日、桃香が二度寝から目覚め、時計を見たら9時前だった。
開け放たれた窓から陽光が差し込み、粘り付く寝汗を微風がやわらげてくれる。
インターホンがピポンと鳴って、ガチャガチャと鍵を開ける音がして友美が寝室に入って来た。桃香と友美は緊急時に備えて、お互いの家の合鍵を持ち合っている。
「桃香さん、おはよう」
「おはよう。健介くんはお休みなの?」
「今、出かけたとこだよ。日曜出勤だってさ」
「そっか、大変だわね」
桃香はタオルケットを撥ねのけて、下着姿をあらわにした。
友美はイスを窓際に持ってきて、カーテンの隅に顔を隠した。
「向こうの窓は、まだ閉まってるよ」
「うん、もうすぐだと思うから、顔を出さないようにね」
「うん、心得てるから、大丈夫だよ」
「友ちゃん、朝食は済ませたの?」
「うん、ホットケーキとヨーグルトだよ。健介にはベーコンも食わせたよ」
「そっか」
「ねえ、桃香さん、今ってさあ、オナニーやる気分なの?」
「うーーん、ちょっとねえーー」
「わたしさあ、ここで小さくなってるからさあ、自由に妄想してもいいよ」
「うーーん、妄想って言われてもねえ……」
「わたしが男役、やってやろうか?」
「どうするの?」
桃香の妄想をかき立てて、オナニーの気分になれるように、友美が痴漢の男役を演じることにしたのだ。。
「桃香さん、始めるよ」
「うーん」

