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団地妻、桃香の青春とは……
第4章 蒼汰くん

次の日曜日、早朝に目を覚ました桃香は、シャワーを浴びて全身に香水を吹きかける。
腰までスリットの入ったスリップを身に着けて、うっすらと頬紅をさす。
乳首の先と、紅色のパンティが透けて見える。
少年の性欲をかき立てるには、充分な色っぽさだろう。
ベッドに寝転び、まんじりともせず時計を見ていると、玄関のドアノブが回される音がカチャリと聞こえた。
桃香は素早くベッドから起き上がると、窓際を背にして大の字に立ち、蒼汰が入って来るのを待ち受けた。
窓のカーテンは開け放たれているから、部屋の中まで陽光が射し込んでいる。
寝室のドアを開けて、蒼汰が顔を覗かせる。
「おはよう、蒼汰くん。待ってたわよ」
「おはよう……」
部屋に入ろうとする蒼汰を、桃香が制止する。
「ダメ! そこから先へは、入って来れないんだよ」
「えっ、どうして?」
「ここは神聖な寝室なんだから、衣服を着てなんか入れないのよ」
「ぬ、脱げばいいの?」
「そう、脱いでちょうだい。脱ぎ終わったら、部屋のドアを閉めてちょうだい」
「う、うん」

