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RINZIN ー隣人ー
第3章 第二話
「──それであの……ちょっとお願いが……」
「なに?」
「もしよかったら、シャワーを貸してほしくて……。寝てるあいだにすごく汗かいちゃって……」
「あ……あぁ、そっか。鍵無くしたから部屋入れないもんな。それは全然いいけど……てか、汗かいたんなら服も着替えたくね? どうする?」
「う~ん……どうしよう……」
そんな北野の困り顔──涼太はつい見入ってしまう。「ヤリマン女」との疑いを持っていても、そんなこと帳消しにしてしまうくらいにはやはり北野はかなりかわいい部類の女子だ。しかもそれは主に男向けに計算された「あざとさ」すらある。
「……俺のでよければ着る? Tシャツとジャージなら……サイズはデカすぎるだろうけど」
「あ、ありがとうございますっ! ほんとなにからなにまで……コウタケさんやさしい……」
困り顔から一変、パッと花の咲いたような笑顔に転じる北野。そのあざとさの暴力は狙って繰り出されているものなのかと、ついつい勘ぐりたくなる。
(うわー……。そりゃこんな女なら男なんて選び放題だよな。い~よな~「女さん」は、顔さえ良けりゃ人生イージーモードで)
「じゃ、シャワー浴びておいでよ。着替えは用意しとくから──」
「なに?」
「もしよかったら、シャワーを貸してほしくて……。寝てるあいだにすごく汗かいちゃって……」
「あ……あぁ、そっか。鍵無くしたから部屋入れないもんな。それは全然いいけど……てか、汗かいたんなら服も着替えたくね? どうする?」
「う~ん……どうしよう……」
そんな北野の困り顔──涼太はつい見入ってしまう。「ヤリマン女」との疑いを持っていても、そんなこと帳消しにしてしまうくらいにはやはり北野はかなりかわいい部類の女子だ。しかもそれは主に男向けに計算された「あざとさ」すらある。
「……俺のでよければ着る? Tシャツとジャージなら……サイズはデカすぎるだろうけど」
「あ、ありがとうございますっ! ほんとなにからなにまで……コウタケさんやさしい……」
困り顔から一変、パッと花の咲いたような笑顔に転じる北野。そのあざとさの暴力は狙って繰り出されているものなのかと、ついつい勘ぐりたくなる。
(うわー……。そりゃこんな女なら男なんて選び放題だよな。い~よな~「女さん」は、顔さえ良けりゃ人生イージーモードで)
「じゃ、シャワー浴びておいでよ。着替えは用意しとくから──」