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RINZIN ー隣人ー
第3章 第二話
 「──シャワー、ありがとうございました。あと服も……」

 「お、おう……。また適当に洗って返してくれりゃいいよ。てか、下穿かないの……?」

 風呂上がり、濡れ髪にオーバーサイズのTシャツ一枚で戻ってきた北野。ちゃんとジャージのズボンも置いておいたはずだが、北野はどうしてかそれを着用することなく小脇に抱えている。

 メンズのXLサイズのTシャツは小柄な北野をすっぽりと包みかろうじてワンピースのようになってはいるものの、その下はノーパンであることを涼太は知っている。Tシャツの裾からのぞく二本の太ももは、色白で肉づきもちょうどよく非常になまめかしい。

 せっかく下半身が落ち着きを取り戻したところだというのに、そんな無防備な格好でうろつかれたら涼太としてはたまったものではない。

 「あ、あの……もうひとつおねがいが。おねがいばかりでほんとごめんなさい……。もしよければコウタケさんのパンツも……お借りしたいんですけど……」

 「へ? おっ、俺のパンツ??」

 「は、はいっ……。あの、私きのう……その、ちょっとワケあってパンツを穿いてなくて。で、お借りするジャージを直に穿くのは……汚しちゃったりしてもいけないし、抵抗があって……」

 どんな「ワケ」があったらパンツも穿かずに外出するというのか──あくまで北野がノーパンであることを知らないていで通さなければならない涼太は、少し反応に困ってしまう。というより、涼太は逆にたずねたかった。知らない男の衣服ならまだしも、パンツを穿くことにお前は抵抗はないのか、と。

 「べ、べつにいいけど……。ちょっと待ってて」

 そう言うと涼太はクローゼットの衣装ケースの中からコットン製のボクサーブリーフを一枚取り出した。こちらもサイズはXL。野球で鍛えた涼太の下半身はかなりがっちりとしているからだ。

 「こんなんでよければ……」

 「ありがとうっ……! ほんと助かりますっ」
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