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RINZIN ー隣人ー
第3章 第二話
「──鍵、無いんだよね。どうすんの? てかスマホとか財布は?」
帰れ、とは言ったものの、涼太はやはり少しばかり気になって芽生にたずねてみる。
「スマホも財布も家の中で……きのうは鍵だけ持って出たから。だからどうしたらいいか私も困ってはいて……」
「はぁ……。わかったよ。とりあえず、鍵は管理会社に連絡すればなんとかなるから。あとは警察行って遺失届も一応出して……落としたんだよね? 盗難とかじゃなく」
「あ……は、はい。そうです……」
「場所は? どのへんで落としたとか、大体の記憶でもいいけど」
「……」
「覚えてないか。了解。ひとまず管理会社に連絡しよう。俺のスマホ使っていいから。自分で話して?」
「ありがとう……」
涼太のスマホで管理会社に連絡し、事情を説明する芽生。
「──スマホ、ありがとうございました。もう少ししたら管理会社の人が開けてくれるみたいです。助かりました……」
「よかったじゃん。でも、念のために鍵は交換したほうがいいかもな。もしかしたら見つかるかもしれないけど、誰が拾ったかわかんないし、怖いじゃん」
「そっか……。交換……それっていくらくらいかかります?」
「ん~、どうだろ。賃貸契約書見たら書いてあると思うけど。二万くらいじゃない? あ、てか管理会社の人が来るならついでに聞いてみりゃいいじゃん」
「二万……そんなにするんだ……。どうしよう……」
帰れ、とは言ったものの、涼太はやはり少しばかり気になって芽生にたずねてみる。
「スマホも財布も家の中で……きのうは鍵だけ持って出たから。だからどうしたらいいか私も困ってはいて……」
「はぁ……。わかったよ。とりあえず、鍵は管理会社に連絡すればなんとかなるから。あとは警察行って遺失届も一応出して……落としたんだよね? 盗難とかじゃなく」
「あ……は、はい。そうです……」
「場所は? どのへんで落としたとか、大体の記憶でもいいけど」
「……」
「覚えてないか。了解。ひとまず管理会社に連絡しよう。俺のスマホ使っていいから。自分で話して?」
「ありがとう……」
涼太のスマホで管理会社に連絡し、事情を説明する芽生。
「──スマホ、ありがとうございました。もう少ししたら管理会社の人が開けてくれるみたいです。助かりました……」
「よかったじゃん。でも、念のために鍵は交換したほうがいいかもな。もしかしたら見つかるかもしれないけど、誰が拾ったかわかんないし、怖いじゃん」
「そっか……。交換……それっていくらくらいかかります?」
「ん~、どうだろ。賃貸契約書見たら書いてあると思うけど。二万くらいじゃない? あ、てか管理会社の人が来るならついでに聞いてみりゃいいじゃん」
「二万……そんなにするんだ……。どうしよう……」