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RINZIN ー隣人ー
第3章 第二話
 本来、女嫌いである涼太は、下心がないかぎり女に親切にすることなどない。マッチングアプリで出会った女たちに優しくするのも最初だけ、セックスにさえ持ち込めればそれでよかった。
 その後正式に交際することになっても、それは性欲を満たすのに都合がいいからであり、それ以上は望んでいない。だから休日にどこかへ出かけることも極力しないし、どちらかの家でセックスするだけだった。だから彼女に「生理中だ」と言われようものなら、それだけであからさまに機嫌を悪くする。女を性的なモノとしてしか見ていない典型的なタイプであった。

 そんな涼太が、ここまでなんやかんや芽生のペースに巻き込まれている。基本的に面倒を嫌う普段の彼からしたら、ちょっとありえない状況である。

 (ましてや、俺がやさしい、なんて──)

 その後しばらくして管理会社が到着し、芽生は無事部屋に入ることができた。

 「──ほんとにありがとうございました。服はすぐにお洗濯してまた返しにきます。あとこのお礼もまた……」

 帰り際、芽生はそう言って深々と頭を下げ、涼太の部屋を出ていった。

 (はぁ……なんからしくねぇことしたらどっと疲れた)

 完全に調子が狂った涼太は、再びベッドに横になる。

 北野芽生──Hカップの隣人。十九歳。
 引越しのあいさつに来たときはまさかこんなことになるとは思ってもみなかったが、さすがにこれ以上はもうなにもないだろう。そのうち貸した服を返しに来るであろうが、それが終わればまたただの隣人の関係である。

 (まぁ……いっか。一応『戦利品』もあるしな……)

 出来心で盗撮した芽生の陰部画像──それだけでも収穫はあった、涼太はそんなことを考えながら眠りにつく。
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