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RINZIN ー隣人ー
第7章 第六話
 「──ねーちゃんっ! ねーちゃんっっ!!」

 晴れて念願であった姉の膣内に挿入を果たした航生は、ぎこちなく、しかし狂ったサルのように腰を動かしていた。第二次性徴期真っ只中のペニスはサイズこそまだ未発達であるものの、生殖器としてじゅうぶんに機能しているようだ。

 (コウ……ごめんね。こんな家族で、こんなおねえちゃんで、ほんとにごめんね──)

 「──コウ? おねえちゃんのココきもちいい……?」
 「あうぁ……あふぁ……♡ きもちぃっ……♡ ねえちゃんのまんこっ……ぬるぬるしてきもちぃ……♡」
 
 まだ変声期途中の甲高い声をかすれさせ、航生は姉の膣肉のテクスチャを存分に堪能する。それは本日十三才になったばかりの少年が味わうにはあまりに早すぎた快楽であった。

 「ふぁっ♡ ねーちゃん出りゅっ♡ 白いのが出りゅっ……♡ うあっ──」

 挿入からおよそ二十秒ほど。航生は実の姉の子宮へと精液ザーメンを放ち、筆おろしを終えた。

 「──おいおい航生、早すぎ(笑)まあとりあえず童貞卒業おめー。つーか親父が知ったらキレそう(笑)」

 和生が下世話なヤジを飛ばすなか、芽生はぼう然と天井を見ていた。その目からはひとすじの涙があふれていた。

 (でももうこれで迷いはなくなった。私は今夜、この家を──)
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