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RINZIN ー隣人ー
第11章 第十話

『……あんっ♡ あっ♡』
かん高い女の声がする。
『っっ♡ パパぁ……♡♡ あっあっ♡♡』
それは涼太にも聞き覚えのある声──芽生のあえぐ声だった。
(パパって……なんだよ、それ)
一方、男の声は低いこともあり鮮明には聞き取れない。しかしそれでも、雰囲気だけはじゅうぶんに伝わってくる。
そして──。
『──んうっ! んううぅっ! ぬううんんっ!!』
『ゴフッ! ゴホォォォッッ! ゴフォッ! んんっ……ゴッ! ゲフォォォッ!! ゲフッゲフッ……んっ♡ ゴッ、ゴッフォォッ!!』
男の低いうなり声、それに呼応するように激しく嘔吐くえずく破裂音とせき込む音が聞こえてくる。
一体なにをしていればそんな音がするのか──涼太はその音を聞けば容易に想像ができた。
(ふざけんなマジで……)
それは紛れもなく、イラマチオの音だ。しかも壁越しにまで伝わってくる、相当に激しいイラマチオのようである。
あんなデタラメなキモデブ中年オヤジが、芽生の喉奥にペニスを突き刺し、乱暴に腰を振っているのだろうか。涼太はそう考えるだけで、怒りにも似た、なんとも言えない感情がふつふつと湧き上がってくる。
『んおっ!? んおおおおっ!! 芽生っ、芽生っっ……パパイッちゃうよっ??♡ このまま喉奥に出しちゃうよっ??♡♡ ぁイグッ……♡ イグッ♡!! イグゥッ────』
雄叫びのようなその男の声──今回ははっきりと聞こえる。どうやら芽生の口内で果てたようだ。
芽生の喉奥に、あんな汚ならしいオヤジの精液《ザーメン》が注がれているのだろうか。そして芽生はそれをどんな顔で受け止めているのだろう──。
「──ああもううるせえんだよっ!!」
涼太はそう怒鳴ると、感情のままに拳を握り、壁に殴りかかった。
しかし──。
「──っ……! クソッ……」
拳はすんでのところで止まり、涼太は壁を殴ることはしなかった。
かん高い女の声がする。
『っっ♡ パパぁ……♡♡ あっあっ♡♡』
それは涼太にも聞き覚えのある声──芽生のあえぐ声だった。
(パパって……なんだよ、それ)
一方、男の声は低いこともあり鮮明には聞き取れない。しかしそれでも、雰囲気だけはじゅうぶんに伝わってくる。
そして──。
『──んうっ! んううぅっ! ぬううんんっ!!』
『ゴフッ! ゴホォォォッッ! ゴフォッ! んんっ……ゴッ! ゲフォォォッ!! ゲフッゲフッ……んっ♡ ゴッ、ゴッフォォッ!!』
男の低いうなり声、それに呼応するように激しく嘔吐くえずく破裂音とせき込む音が聞こえてくる。
一体なにをしていればそんな音がするのか──涼太はその音を聞けば容易に想像ができた。
(ふざけんなマジで……)
それは紛れもなく、イラマチオの音だ。しかも壁越しにまで伝わってくる、相当に激しいイラマチオのようである。
あんなデタラメなキモデブ中年オヤジが、芽生の喉奥にペニスを突き刺し、乱暴に腰を振っているのだろうか。涼太はそう考えるだけで、怒りにも似た、なんとも言えない感情がふつふつと湧き上がってくる。
『んおっ!? んおおおおっ!! 芽生っ、芽生っっ……パパイッちゃうよっ??♡ このまま喉奥に出しちゃうよっ??♡♡ ぁイグッ……♡ イグッ♡!! イグゥッ────』
雄叫びのようなその男の声──今回ははっきりと聞こえる。どうやら芽生の口内で果てたようだ。
芽生の喉奥に、あんな汚ならしいオヤジの精液《ザーメン》が注がれているのだろうか。そして芽生はそれをどんな顔で受け止めているのだろう──。
「──ああもううるせえんだよっ!!」
涼太はそう怒鳴ると、感情のままに拳を握り、壁に殴りかかった。
しかし──。
「──っ……! クソッ……」
拳はすんでのところで止まり、涼太は壁を殴ることはしなかった。

