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第71章 ３日目・昼４　恥辱の個人授業・ボクだけの先生

学校と言う職場、
綾子にとってのハレの場で、
これから何をされてしまうのだろう。


スーツ姿をただ見つめられているだけでも
恥ずかしさが倍増する。


ありえない状況に置かれた綾子には
まな板の上の鯉のように
もう選択肢は残されていない。
逃げられる余地も全くなかった。


今度、タケトを怒らせたら、
きっと本当に、画像とか送られてしまう。
誰にも知られたくないことが明かされてしまう。
誰に送られても、綾子がこれまで
築いてきた信頼も信用も崩れ落ちてしまう。



教師人生の破滅の時、、、
そればかりではない、
妻としても母としても
、、、きっと、、、終わってしまう。




綾子の人生の行く先は、
今目の前にいる
中学生タケトに握られている。


綾子が亡くなった実の母の
真奈子に似ているからと
一目惚れした男の子は、
実はとんでもない女性経験を、
中学生にして重ねていた。


全部ではないにしても
綾子も聞かされていて、
驚きのことばかりだった。



一番の衝撃は、
春から綾子と同じマンションに越してきて、
今、一緒に二人で暮らしている、
義理のママの佳奈子さん、
実のママの妹と関係を
持っているらしいということだ。