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第79章 ３日目・午後１　後輩教師の淫謀

そういうと綾子の方に
タケトの顔を向かせた。
「タケトくんの
憧れの人が、あそこで
待っててくれるわよ」


声しか聞こえないけれど
綾子は動揺していた。


、、、アタシがご褒美って
何をさせたいの？
恭子ちゃんの考えてること、
わからないわよ、、、


「ボク、頑張ります！」
「タケトくん、そんなに
綾ちゃんのこと好きなの？
なんて答えられるわけないよね、
でも頑張ったら、
きっといいことあるわよ」


それからも
タケトにまさに
手取り足取りのように
ヒントをあげながら
恭子が正解に導くのが聞こえてきた。


「まあ、もっと頑張らないといけないけど
さっきは、綾ちゃんのこと
抱えて保健室まで運んでくれたから、
今日は、満点ってことに
しといてあげるわよ」
「本当ですか！」


「じゃあ、最後に
さっきの記述式のだけ
ちゃんと書いて」
「ホントに、書かないと
ダメなんですよね」
「だから、マイナス３０点だって、、、」
「え〜、また増えてるし〜」


、、、さっきの記述問題って、、、

＜男の子に生理現象が起きた時、
どうやって処理するでしょうか？
５０文字以内で答えなさい＞

だったわよね、
タケトくん、恭子ちゃんの前で、
どう答えるのかしら？
綾子は気になってしょうがなかった。