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第81章 ３日目・午後３　満たされないマスターベーション

画面にはいろいろな通知が溢れていた。
さっき、嫌な別れ方をした
ヒロシくんからも、
何度も着信しているようだし、
メッセージも届いていた。


これ以上は、もう、
関係を持つことはないわよね、、、
ヒロシくんとは、さっきおしまいになったから。


綾子は、連絡先から着信拒否に
セットした。
もちろんメッセージも受け取らない。
届いていたものは、読まずに削除した。


連絡先の下の方に、
名前も何もない空白の相手がいる。
それが、元彼のTちゃんだ。


頼んでもいないのに、
親友のカオルちゃんが、
何ヶ月も前に連絡先を教えてくれた。


結婚してからはもちろん、
もうずいぶん長い間、会っていないし、
連絡先も知らなかった。


最初、電話した時は、
心臓がバクバクしていた。
アタシのこと、許してくれてないかも、、
そう思うと怖くもあった。


でも、あの頃と全く変わらない声で、
優しく話してくれて、
嬉しくて泣いてしまいそうだった。


今度、東京に行く予定があるの、
会えるかな？
そう伝えると、もちろんだよ、
快く会ってくれたのだ。


それからは何をするもの楽しかった。