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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第34章 2日目・夜7 マウスレッスン
「この録音は、永久保存版なんですけどね〜。
何度聞いても、すごいですね、
綾子さんの声。
もう聞けなくなっちゃうのか、、
でも約束したんで、どうぞ」

悲しむようなヒロシの声をスルーして、
綾子は今度は慎重にマウスを動かして
ゴミ箱に移動させた。

「じゃ、あとは、ゴミ箱を空にして、
削除してください。
ああ、やっぱり、、残念すぎる、、、ぅぅっ」
「そんなに悲しい声出さないでよ、、」

「だって、綾子さんの声、宝物だから」
「そんな宝物なんて、
また見つかるわよ、
世の中には、いっぱいあるわよ、、、」
「でも、、、」

ヒロシの顔が、本当に涙目に見えてきた。
なんか、こういうところに、弱い。
アタシが弱いのかな、
ヒロシくんがずるいのかな。

「じゃあ、これだけ
もう少し残しといてあげる。
でも、すぐに消してね、お願い。
「やったぁ」
ヒロシが、両の拳を天井に突き上げて
ガッツポーズした。
「もう、大袈裟なんだから」

まるで教え子が試験でいい点取った時のような
喜び方だ。

こんなところは、まだ高校生って感じが残ってる。
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