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人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第37章 2日目・夜10 ハジマリノコエ
そんな綾子に
ヒロシは、「ハジマリ」を気づかせてくれた。

「アヤコサン 
ヒトリデ スルトキ
イツモ コンナ コエ デ
ハジマリ マスヨ」

もしかしたら、
ヒロシに限らず、オトコは
綾子が、清純な女性から、
淫乱なオンナに変わるその「ハジマリ」の瞬間に
ハマっているのかもしれない。

それはこれまでのオトコたちとの付き合いの中で
綾子自身が感じていたことでもあった。

どんな声で始まるの?
始まり、なんてわかるの?

「オレノ ダイスキナ コエ デス」

思わずヒロシを見つめてしまった。

、、ねえ、どんな声、してた?
、、アタシ、、
、、でも、もう聞かせてあげない、、
、、だって、ヒロシくん、意地悪するから、、

綾子は昂りながら、
次第に、体の震えがなくなってきているのに
気づいていた。

そして、ヒロシを
見つめながらも、
胸を掴むようにしている両手は
円を描くようにゆっくりと動き続けている。
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