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第88章 3日目・午後10　処女美少女の覚醒・隷従女教師

美佳は、ショウタに会う時には、
いつもそれをかけてくれていたのだ。


理知的な雰囲気も漂っていて、
厳しさも垣間見せながらも
自分のことはいつも受け入れて
甘えてしまいたくなる
美佳の雰囲気だった。


ショウタが高校生になってすぐの美佳の再婚以来、
美佳に急に無視されるようになり、
関係は途絶えてしまった。
道でたまたま会った時には、
コンタクトに変えてしまっていて
がっかりしたのを覚えている。


まるで他人のように会釈だけして
通り過ぎていった。
ショウタは、美佳との関係が
突然、終わったのだとも思い知らされた。


ところが、この前、
美佳に家に招かれた時には、
このメガネをまたかけて
ショウタを待っていてくれていた。


久しぶりの美佳の姿に
ドキドキしてしまっていたけれど、
どうしていいか
戸惑ってもいた。


「ショウタくん、どうかな？
コンタクトにしちゃったから、
度が入ってないレンズで、
昨日、作り直してきちゃった」


ショウタくんのためにね。
これ掛けてる、私のこと、
好きって言ってくれてたわよね」


そう言って暗がりのリビングで
手を握ってきたのだ。


「ねえ、
彼女と、私、どっちが好き」