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第96章 3日目・おやつ２　中年教師の淫らな指先

それに、
ビーワンが、ここの
フルーツサンドを食べずに
直接学校に来たら、
と思うと、想像するだけでも
怖かった。


「あ、これ、
ビーワンが、渡してって、
個人的に使ってるアドレスだって。
なんか、ナンパしてるみたいよね」
「そ、そうね、、、」


綾子自身は、ビーワンと業務が
重なることもないから、
プライベートの連絡先をお互いに、
知らなかった。


こんなの渡されても、
アタシから連絡なんて、
取らないけど。


「梨花もね、
ビーワンと連絡先、
交換しちゃったぁ」
「え？そうなの？」
「なんか、読んでる本とか、
好きな作家とか、被ってて、
いろいろ教えてもらうのも
いいかなって」
「梨花ちゃんがいいんなら、
いいんだけど、、、」


「このまま、梨花ん家まで
送ってもらうのって言ったら、
後で俺も行ってもいいかな？
なんて聞かれちゃった」


「え？来るの？」
「断ったに決まってるでしょ〜。
綾ちゃんと女同士で
二人っきりのところに、
さすがにビーワンは、ないわよ〜」


一時は、今日という日に
終わりは来ないかと思ったけれど、
とにかく、ビーワンは
去ってくれて、
それには綾子もホッとしていた。